マリィのハッピー読書手帖

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リーダーの栞 2019.8.13 株式会社NOVA 隈井恭子社長

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8月13日(火)のリーダーの栞は、株式会社NOVA 社長の隈井恭子さんです。隈井恭子さんの座右の書は、黒田博樹さんの「決めて断つ」です。

 

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黒田博樹さんの本

決めて断つ (ワニ文庫)

 

 

「決めて断つ」を読んだ隈井恭子さんの感想

2016年頃、副社長として3年が過ぎた頃は、ちょうど停滞感を感じていた頃で、この本を読んで、入社当時の初心に帰ったそうです。隈井恭子さんは「決めて断つ」から仲間を思う気持ちを学んだとのことで、社内でのコミュニケーションを大切にしているそうです。

 

隈井恭子社長が印象に残ったフレーズ

 アメリカの野球はビジネス。一面正しいだろうと思う。しかし、最後の最後は人の「気持ち」が大切ではないだろうか。(164ページ)

 

このフレーズは、黒田元投手が、ドジャース4年目の夏に、優勝戦線を争う他のチームから移籍を打診された時、悩みに悩んだ末、ドジャースに残ることを決意した時のものです。メジャーリーグでは、優勝戦線から脱落したチームから、ポストシーズン進出を狙うチームに優秀な選手が移籍する為のトレード期間というものがあります。

 

当時ドジャースは、その年の前半戦で優勝戦線から脱落し、黒田元投手は、残りの後半戦を、どのチームでプレーするか悩んでいました。結局、黒田元投手は、「優勝や契約金」などビジネス面での決断ではなく、「チームメートとプレーする喜び」の為の野球をやっていくことを決意しました。

 

ドジャースのチームメイトとの交流や、神父さんからの手紙など心温まるエピソードが印象に残るページです。

  

隈井恭子さんは、カープ女子

隈井恭子さんは、広島カープの大ファンなんですが、これはお父様の影響が大きいです。隈井恭子さんのお父様は、娘を「カープ女子」にするための「英才教育」をしていたといいます。

 

会社倒産から社長になるまで

英会話教室「NOVA」を運営していたノヴァは2007年10月に、負債439億円となり、倒産しました。

 

小学生の頃に通った英会話教室で、英語の楽しさを知ったことが隈井恭子さんの原点だとのこと。大学時代に英語の教員免許も取得されています。大学卒業後、英語の魅力を伝えたいと考え、ノヴァに新卒入社されました。

 

会社が倒産したのは入社9年目。当時関西のエリアマネージャーをしていた隈井恭子さんは、その時に会社に残ることを決めました。2014年、37歳の時に副社長に就任され、2017年、40歳の時に社長に就任されています。

 

隈井恭子さんは、出世欲とかはなくて、目の前の仕事に必死に取り組んでいたら、気が付いたら役職が上がっていて、社長になれたとのこと。ただ、勝負事は大好きで、「やるなら絶対に1番になろう」という気持ちで仕事をされていたそうです。

 

隈井恭子さんから得た気付き

隈井恭子さんと黒田元投手は、共通点が多くあります。お二人に共通しているのは、「一つのことを、粛々と継続している」ことです。

隈井恭子さんは「英語」という世界、黒田元投手は「野球」という世界で、目の前の課題に真剣に取り組んで、精一杯仕事をこなした結果、一歩一歩階段を上るように、成長されています。

目の前のことだけに集中して本気で取り組む

「目の前の仕事に必死に取り組む」
「やるからには1番を目指す」

という隈井恭子さんの姿勢は、黒田博樹元投手の

 

「目の前の枠の中に目標を作る」

「いつだって、その試合で選手生命が終わってもいい、そのくらいの覚悟でプレーしている」

というマインドに通じるものがあるな、と思いました。

 

目の前のことに本気出して、真剣に取り組んでいるうちに気が付いたら、到底自分には無理だと思われた大きな目標だって達成できる。

 

お二人の生き方を見て、そう感じました。

 

決めて断つ

隈井恭子さんは、会社が倒産して事業再建する中で、料金体系を「前払い制」から「月謝・定額制」に大きく変えてこられました。

 

黒田博樹元投手は過去に、日本の投手時代の習慣を、メジャーリーグで、大きく変えてプレーされていました。

 

従来の自分の考え方を変えて、新しいことに挑戦するのはとてもエネルギーのいることです。華やかに見える舞台裏で、お二人は想像できないくらいの努力をされています。

信念を貫く

隈井恭子さんは、小さな頃から英語が好きで、英語を活かした職業に就き、社長まで上り詰めた方です。

 

黒田博樹元投手は、母親から受け継いだ「信念を貫く」という教えに従い、決めたことを正解に導くために精一杯努力をするという姿勢で人生を生きてこられました。

 

「一つのことを一貫してやり通す」ということは、私の最も苦手とする分野です。(笑)これも、目の前のことだけに集中してやり抜くことで、気が付いたら、長く続いてこれたな、と後からわかるものなんですね。

 

お二人から学ばせていただきました。

  

決めて断つ (ワニ文庫)

 

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