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「決めて断つ」黒田博樹の書評・要約

書評

「決めて断つ」は、黒田博樹元投手の半生が語られた本。高校では補欠選手だった著者が、なぜメジャーリーガーになれたのか?「目の前の目標にこだわって一歩一歩成長していく」著者の生き様に感銘を受ける一冊。

こんな人におすすめ

・大きな夢がある人
・自信がない人
・環境を嘆いている人
・飽きっぽい人

読むとこう変わる

・夢の叶え方が分かる
・自信のつけ方が分かる
・どんな環境でも成功できる
・一つのことを続ける人になれる

黒田博樹さんの紹介

黒田博樹さんは、大学卒業後に広島東洋カープに入団。エース投手として活躍しました。2004年のアテネオリンピックでは日本代表を務めます。2008年にアメリカのメジャーリーグのロサンゼルスドジャースへ移籍され、4年プレーした後ニューヨークヤンキースに移籍するまでを本に書いています。

現在は引退し、アメリカに住んでいらっしゃいます。

黒田博樹さんの本

決めて断つ (ワニ文庫)

「決めて断つ」を読もうと思ったきっかけ

テレビ東京「Newsモーニングサテライト」の「リーダーの栞」というコーナーで、NOVAの隈井恭子社長の座右の書として紹介されていた本だったので、読んでみたくなったから。

「決めて断つ」の要約

プロローグ
第1章 挫折
第2章 起点
第3章 信念
第4章 挑戦
第5章 戦場
第6章 決断
第7章 広島
エピローグ

第1章 挫折(上宮高校~専修大学時代)

中学までは、野球をするのが楽しくて仕方がなかった。

上宮高校は、全国トップレベルの選手が集まる場所で、初めて挫折を感じた。4日連続で走ったり、何千イニングと投げたが、控え投手で甲子園ではプレーできなかった。

専修大学では、エースを目標とするまでに、自信を回復した。過酷な上宮高校で鍛えたことが自分を成長させてくれた。過去の経験が大きな財産となったことに気付いた頃。

私なりの解説

高校の3年間は、目標どころか3年間を全うすることで精一杯。それほどまでに周囲が、自分の実力以上の高いレベルだったわけですが、大学に進学すると、自分が急速に成長したことを実感します。大学の選手達もレベルは高かったんでしょうけれど、黒田元投手自身が成長したので、3年前に感じたような劣等感はなかったんですね。

第5章 戦場(ドジャース時代)

ボールの投げ方を変えた。ストレートをほとんど投げなくなった。「打たれないためのボールを投げる」とマインドを変えた。試合前のキャッチボールで新しい球を研究した。自分が進化していかなければ打たれてしまう。

クレイトン・カーショー

ドジャース時代の同期。キャッチボールのパートナー。向上心があって努力を怠らないカーショーと、キャッチボールを通じて黒田元投手は、投球を研究できたし、良い練習ができた。

ドジャース最後の先発になるかもしれない日

仕事が終わっているカーショーが黒田元投手の為に、キャッチボールの相手をしてくれた。仕事としては、やらなくてよかったキャッチボール。カーショーの気持ちが黒田元投手には嬉しかった。

私なりの解説

とても好きなシーンです。メジャーリーグでは合理的な考えから、シーズンが終わっている投手はキャッチボールはしない(なぜなら肩を休めなくてはいけないから)のですが、クレイトン・カーショーは、黒田元投手の為にキャッチボールの相手をしてあげたかったんですね。黒田元投手にもカーショーのその気持ちが伝わったので、とても嬉しくてずっとそのことを覚えていたんです。

「決めて断つ」を読む前の私

実は、私はルールさえもよく知らない野球音痴で、正直読む前は、「この本の内容は理解出来なくて退屈かもな」と思ってましたが、野球を知らなくても内容に引き込まれます。気持ちがこみあげてくる箇所がいくつもありました。

黒田元投手は、手を伸ばせばすぐに届きそうな身近な目標を、いつも必死に練習して達成し続けてきた人です。私は、うまく行かないとすぐに投げ出してしまうタイプなので、私も黒田元投手を見習って、もっと小さい目標から始めて、本気で取り組むようにしようと思いました。

「決めて断つ」から得た気付き

黒田博樹 名言1

上を目指す考え方とは「目の前の枠の中に目標を作る」という方法だった。(29ページ)

大学当時の黒田元投手の目標は、同じ専修大学のエースの小林投手でした。

小林投手に追いつく→達成→大学のエース→達成→
他の大学のエースに追いつく→達成→
リーグのエース→達成→プロになる→達成→
同期に追いつく→達成→プロでエース
→達成→…→達成→…

目の前の枠を広げて成長していったら、いつの間にかメジャーリーグまでたどり着いてしまった。「絶対にエースになる」と考えてプロに入っていたら、自分の足りないところにばかりに気付いてすぐに野球を諦めてしまっていたと思う。と黒田元投手はおっしゃっていました。

すぐに手が届きそうな、小さな目標だけに集中して、その中でナンバーワンを目指して本気で頑張れば、現状の自分には到底叶えられそうもない夢も実現できるということだな、と分かりました。

黒田博樹 名言2

プロの投手であっても、10試合、20試合、いや1年、2年をかけて得た自信こそ、本物の「自信」だと思う。これだけ長い時間をかけて身につけた自信であれば、簡単に崩れるようなことはない。(32ページ)

自信がないのは、経験の絶対数が足りないからだ、と分かりました。一つのことをずっと続けるということがとても大切だということも分かりました。

黒田博樹 名言3

野球界では突然、注目を集める選手がいるが、僕の考えではその選手は注目される前の何年か、しっかりと自分のやるべきことをやってきたからこそ結果を残せていると思う。

エースと呼ばれるためには、1年だけの実績ではダメで、2年目のジンクスを跳ね返し、3年、4年と安定的に勝ち星を積み重ね、重要な試合でエースと呼ばれるにふさわしい投球をしてこそ、周りが「エース」として認めるようになる。(58ページ)

ここで黒田元投手は、重要なのは名言1にご紹介した通り、その間にある「段階」だと言います。一つ一つ小さな目標を根気よく積み重ねることがとても大切だということが分かりました。

「決めて断つ」を読んだ後のTODO

・小目標だけに集中する。
・決めたことを長く続ける。
・気持ちを大切にする。

決めて断つ (ワニ文庫)

この記事を書いた人
はづき

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