マリィのハッピー読書手帖

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「わたし、定時で帰ります。ハイパー(原作)」朱野帰子の書評・あらすじ・感想

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「わたし、定時で帰ります。ハイパー」では、得意先からのセクハラとパワハラに結衣と晃太郎は悩まされます。会社では、ホワイト化を目指し、「管理職でも定時で帰れる」を実現するべく、結衣に期待がかかります。

 

 

朱野帰子さんの紹介

朱野帰子さんは、大学卒業後に勤めた会社経験を元に、この小説を書いたとのこと。過去に、残業が当たり前の職場と、めったに残業がない定時退社の会社という対照的な職務経験があります。本作は、「わたし、定時で帰ります。」の続編です。2019年4月の春ドラマで、吉高由里子さん主演で放映されました。朱野帰子さんの小説でドラマ化されるのは今回で2度目です。

 

↓前作はこちら

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「わたし、定時で帰ります。」は続編あるか?

「わたし、定時で帰ります。」は、第2弾の「わたし、定時で帰ります。ハイパー」が完結編で、雑誌の連載も、4月号で最終話となっていますが、話の内容が、まだこの後も続きそうな終わり方なんですよね。なので、今後続編が出るかどうか注目ですね。

 

朱野帰子さんの本

わたし、定時で帰ります。 (新潮文庫)

わたし、定時で帰ります。

わたし、定時で帰ります。 ハイパー

 ↓2019年11月6日発売予定(ドラマDVD)

わたし、定時で帰ります。Blu-ray

 

「わたし、定時で帰ります。ハイパー」を読もうと思ったきっかけ

「わたし、定時で帰ります。」の続編ということで、話の続きが知りたかったので、読んでみた。

 

「わたし、定時で帰ります。ハイパー」のあらすじ

第1章 自称大型ルーキー
第2章 素直すぎる子
第3章 ハイスペック留学生
第4章 ディストピアの住人
第5章 会社クラッシャー

主な登場人物

主人公

東山結衣…制作部サブマネージャー。
種田幸太郎…結衣の3つ上で元カレ、制作部マネージャー。相変わらず仕事中毒。

ネットヒーローズ社(結衣のいる会社)

制作部

甘露寺勝…結衣がリクルートした新人。自称「大型ルーキー」
桜宮彩奈…中途採用。ライバル会社のベイシックから転職
野沢花…新人。母子家庭で育つ。腐女子。
加藤一馬…22歳の新人。SNSのアカウント名は「眠り男」
バオ・グエン…ベトナム出身の留学生。吾妻が指導員。

賤ヶ岳八重…結衣の元でチーフをやっている。
吾妻徹…結衣と同じ年。

 

運用部

三谷佳菜子…結衣の同期。運用部のチーフに昇格
来栖泰斗…結衣に淡い恋心を抱いている。

 

大森高志…フォースの案件をとってきた営業。
石黒良久…管理部のゼネラルマネージャー。過酷な労働が元で糖尿病になる。
灰原忍…ネットヒーローズ社の創業社長。

フォース社(結衣たちの得意先)

吉川(のうきん)…脳まで筋肉に支配されている
竹中(トランス)…言葉で相手を追い込む
榊原(マウンティング)…上下関係にこだわる

草加(研究員)…新商品開発や既存商品の改善担当

藤堂文康(ダイナソー)…フォースの広報部長。恐竜に似ている。
押田…フォースの広報担当役員。セクハラをしたり、部下にパワハラをする。

ベイシック社(結衣たちのライバル会社)

諏訪巧…結衣の元婚約者。結衣のライバル会社に勤めている。
風間寿也…ベイシックの営業。フォース担当。部下の女性に接待を強要する。

結衣の知り合い

種田柊…晃太郎の弟。ツイッター名は「愁」結衣の情報源。
王丹…上海飯店のオーナー。
劉王子…王丹の腹違いの弟。上海で会社を経営している。

あらすじ

福永は休職し、結衣はサブマネージャーに、晃太郎はマネージャーに昇格した。今期の売り上げ目標は1億5千万円。達成までにあと5千万円が必要だ。そんな折、スポーツウェアメーカーのフォース株式会社の案件を営業がとってきた。

 

フォースの運用は現在、ライバル会社のベイシックが入っているが、トラブルが原因で、他社に契約を変更したいという。うまくいけば、公式サイトのリニューアルと運用のセットで売り上げ目標を軽く達成できる。晃太郎はぜひともこの案件を獲得したいと意気込んでいる。

 

その頃フォースは、男女差別のウェブCMで世間から大炎上を受けていた。フォースは炎上した原因を、ベイシックに擦り付けている。だが結衣は、フォースの作ったウェブCMにキッパリとダメ出しをした。そのことで押田に恨まれ、結衣は押田から、あからさまな嫌がらせを受ける。

 

「わたし、定時で帰ります。」の感想

結衣は、ここぞという交渉事に強い。晃太郎は上下関係を重視する体育会系ゆえ、上からの圧力には絶対的に従う性質なので、結衣みたいに、得意先に自分の意見をはっきり言ったりはしないです。

 

結衣がフォースの広報部長に直談判した「ウェブCM大炎上 汚名挽回作戦」は採用されたものの、広報担当役員の押田は、陰湿な根に持つ性格のため、ネチネチと結衣に嫌がらせをします。結衣は押田のプライドを傷つけたんですよね。

 

私はこういう押田のようなタイプは苦手なので、「ハイパー」の本は、あまり読んでて面白くなかったです。

 

本の全体的なストーリの流れよりも、結衣がリクルートした新人「甘露寺」が面白いです。際立ってます。別の意味で。(`・ω・´)

 

上海飯店で結衣と出会い、結衣から名刺を受ける。会社面接の際に、紹介者の欄に結衣の名前を書き、まさかの合格。Σ(゚ω゚) 

 

甘露寺はさっそく、もらった名刺の裏に何か書いている。何をしているのだろうと気にはなったが

フォースとの打ち合わせに連れていくと、得意先からもらった名刺の裏に「のうきん」「トランス」「マウンティング」と書いて、そのまま置き忘れる。(汗)

 

結衣は、その名刺の裏のメモみて感心してるし。甘露寺は、人の観察眼がするどいと。さすが、私がリクルートした新人やなーって。(・へ・)

そこなの?( ゚Д゚) 注意せぇなあかんよ。

 

結衣は、追いついてきた甘露寺に、「頼んでおいた議事録は?」と尋ねる。
「ええ、書けました。ただ、惜しむらくは自分の字が解読できず…」

(/・ω・)/ …。

一緒に連れてきた来栖が、気を利かしてとってくれたメモをもとに、甘露寺に議事録を作らせたら、

 

「甘露寺くん、議事録には(笑)とか書かなくていいのよ。…ね、聞いてる?」

個人的には、議事録に(笑)って書いてたら面白いなーとは思うけど。^^

 

「いやはや、これぞクールなジャパンの宴会ですな」
「ここは、わたくしが余興などして、ホットにいたしましょう」

と言って、甘露寺が歌いだしたのが「蛍の光」。(・o・) しかも3番目まで歌う…。

始まったばかりの宴会やのに。終わらせてどうするん。(^_^;)

 

5人の新人の個性が色鮮やかで、ある意味、楽しそうな職場やな、と。
「ちょっと今から仕事やめてくる」の主人公の隆、つれてくるか?ここに。元気出るんちゃう?( ˘•ω•˘ )

 

↓隆とはここに出てくる人物です。

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結衣ちゃんは、部下には優しいから隆、この職場エエよ?どう?コラボ作品、ええんちゃうの?って思いました。

 

朱野帰子さんの本

わたし、定時で帰ります。 (新潮文庫)

わたし、定時で帰ります。

わたし、定時で帰ります。 ハイパー

 ↓2019年11月6日発売予定(ドラマDVD)

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