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話し方がみるみる上手くなる「頭のよさとは「説明力」だ」齋藤孝の書評・要約・感想

書評

「頭のよさとは「説明力」だ」は、「短時間で内容の濃い説明ができるスキル」を身につけるために、必要なテクニックや訓練の仕方が学べる本です。ポイントは「時間感覚・要約力・例示力」。説明力は、周囲も自分も幸せにします。

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齋藤孝さんの紹介

明治大学文学部教授。教育学者。作家。

専門は、教育学、身体論、コミュニケーション論。

2001年「身体感覚を取り戻す」は、第14回新潮学芸賞を受賞。

2001年「声に出して読みたい日本語」は、第56回毎日出版文化賞特別賞を受賞。250万部を超えるベストセラーになった。

日本テレビ「世界一受けたい授業」の講師を務めている。

NHK Eテレ「にほんごであそぼ」、フジテレビ「ガチャガチャポン!」、TBS「東大王」では、企画と監修を担当している。

TBS「情報7days ニュースキャスター」、MBS「ちちんぷいぷい」のレギュラーコメンテーターを務めている。

TBSアナウンサーの安住紳一郎さんは、齋藤孝さんの教え子だそうです。

↓齋藤孝さんの本

「頭のよさとは「説明力」だ」の要約

まえがき

第1章 知的な「説明力」とは何か

第2章「組み立て方」で説明は一気にうまくなる

第3章 日常生活で「説明力」をアップさせる方法

第4章 心を動かす「説明力」の応用

あとがき

本を読んで分かる齋藤孝さんの価値観

上手な説明には、まわりの人を幸せにする力があります。

生きるということは、「時間」そのものです。誰もが与えられた時間を、自分にとって価値のあることに有効に使おうと生活しています。14ページ

時間を無駄にするのが嫌い。他人の時間を奪う人(時間にルーズな人)を好まない。

簡潔に要領を得た説明が出来ると、周囲の人の時間を奪わないので、結果的に周囲の人の幸せに貢献するという考え方。

説明力とは

説明力は大まかに言って、「時間感覚」「要約力」「例示力」の3つの力によって構成されています。

「時間感覚」

短時間で要領よく、内容の濃い説明ができるスキル。

時間に対するルーズな感覚を持っているかぎり、説明力はなかなか向上しません 149ページ。

時間感覚を鍛えるには、時間を計ってトレーニングします。ストップウォッチを使って実際どれだけ時間がかかったのかをチェックします。

「要約力」

話の本質をつかむ力。複雑なことを整理してわかりやすく説明できるスキル。

要約する際の最大のコツは、ポイントをできるだけ少ない数に絞り込むということです。あれもこれも説明したいと考えてしまいがちですが、思い切って切り捨てることが、上手な説明をするカギになります。35ページ

簡潔、それでいて中身の濃いうまい要約を短時間でまとめるには、まず、含み込むキーワードを決めてしまうことです。そこから、そのキーワードをどう結びつけるかといった視点で構築していくと、上手な要約が可能になります。75ページ

「例示力」

具体例を挙げる力。相手が知らないことを説明するときに、相手がおおよそわかるものに例えて説明するスキル。

コツは、誰もがイメージしやすい具体例を1つに絞って説明する。

自分の経験やエピソードなどを、一つ交えて話すと説得力のある説明になる。

「百聞は一見に如かず」

究極の「例示」は、現物を見せること。例えば作家なら、出版した著書を見せる。

上手な説明とは

ポイントとなる部分はどこなのか、相手が知りたいという部分はどこなのか、そこを把握して、そこから優先的に説明していくことが、わかりやすい説明の基本となります。29ページ

伝えたいポイントを3つに絞り、優先順位も決めて説明すると、重要度が整理されて、聞き手にとっても、分かり易くなります。

説明にかかる時間は最長で一分間だと私は考えます。

一分を目安に説明を組み立てることで、手短でポイントをとらえた上手な説明が可能になると私は考えます。136ページ

「 上手な説明」の基本構造

説明は、本質を言い表すようなキャッチコピー的な一文から始めて、各要素の説明に入っていくのが基本構造となります。76ページ

1.まず、一言でいうと、〇〇です。

(本質を要約し、一言で表現する。キャッチフレーズ的。)

2.つまり、詳しく言えば、〇〇です。

(要約したポイントを最大3つ。重要度や聞き手の求める優先順位を加味して示す。)

3.具体的に言うと、〇〇です。

(例示。エピソードや自分の体験などで補足する。)

4.まとめると、〇〇です。

(これまでの説明の最終的なまとめ。)

齋藤孝さんの造語

齋藤孝さんは、「説明力」や「要約力」、「例示力」など、造語を作るのがお上手です。造語は、造語を作った本人と結びつけて、人に覚えてもらえますし、造語自体が、作った本人よりも有名になることもありますね。(流行語大賞など)

芸能人もデビュー時に、キャッチフレーズがありますよね。起業されている方や、SNS等で有名になりたい方は「造語」を活用してみると良いかも知れません。ちなみに齋藤孝さんの「てきぱきプレゼン」はインターネットで検索すると、齋藤孝さんの記事が検索1位に表示されます。

「A4一枚の構成力」

「A4サイズの紙一枚に、必要な情報をまとめる」という意味です。伝えたい内容の文章はもちろん、補足する画像や図表なども、A4サイズの紙一枚に収めます。A4という限られたスペースに書くには、内容を厳選して絞る必要があります。

必要な情報を選び、それ以外を切り捨てるという作業が「時間感覚」や「要約力」を鍛えます。

てきぱきプレゼン

「要約力」を鍛えるトレーニングです。新聞の記事から3~5つのキーワードを選び、それを結びつけ、要約します。キーワードには固有名詞や用語、数字を入れるようにします。それを1分で他の人に説明します。

これだけ方式

聞き手にとって難しい内容を説明する場合、すべての説明を分かってもらおうとはせず、最低限、分かってもらえる部分だけに説明をとどめて、「これだけは分かってください」と説明すること。

 「頭のよさとは「説明力」だ」の感想

第3章には、日常生活の中で説明力を鍛える方法が書かれているのですが、122ページに書かれているエピソードがとても印象深かったです。

久しぶりに会った知人から、「最近、どう?」と聞かれることはあると思います。

これは相手が「近況で、何か印象に残る具体的なエピソードはないか」と聞いているので、こういうこそ説明力を鍛えるいいチャンスだととらえて、瞬時に反応して、自分の中からネタを引っ張り出して話すことを意識します。

その時に「相手の興味を引きそうなエピソードや、相手が知りたいと思うような話を瞬時に話す。」ということを、説明力をつける訓練だと思ってやってみる。

この発想がユニークだなと思います。お笑い芸人の即興ネタじゃないけれど、相方が振ってきたら、すかさず、即座にボケる。(´・ω・)

わかりやすい説明をしようと思うのなら、漠然とした質問を受けたとしても、答えだけは常にピンポイントに具体的に答えるようにしなければなりません。124ページ

要は、ボーっとしてたらダメってことです。

いつでもボケやツッコミで返す体制を整えておく、みたいな。

(ちょっとニュアンスが違う気もしますが。(^_^;))

高い授業料を支払って「話し方教室」とかに通わなくても、意識すればいくらでも、学びの場というのは、日常生活のあらゆるところにゴロゴロところがっているんですねー。

齋藤さんと言う人は、普通の人ならただボーっとするところ、何気ない所でも気づきを得て、それを学びや成長に変えていくという人で、もう、それは研究者レベルに近いです。

気づきのレベルがものすごく深い。

実際、このアイデアを転用して、「近況報告15秒トレーニング」というのを大学生に行っています。講義の時の出欠確認の時に、学生は、名前を呼ばれたら15秒で近況報告をします。(居眠りしている場合じゃないですね。(´・ω・))

これを継続して行っていくと、1年後には、みんなすごく話が面白く上手になっていくとのこと。

話すって訓練すればうまくなるんだな~。訓練と気負わずに、こんな何気ないシーンでも積み重ねると、すごいんだねって話です。

マリィのアウトプットコーナー

では、マリィが「近況報告15秒トレーニング」というのを実践してみたいと思います。日本人が1分間に読める文字数の平均は400~600文字だそうです。15秒だと、平均100~150文字となります。

増えるといいね。快適な空間を演出する病院

家族に付き添って訪れたとある病院。施設内の1階受付ロビーの近くにタリーズコーヒーがテナントとして入っていた。これはいいアイデアだなと感心。付き添いの人はコーヒーを飲みながら有意義に時間が過ごせる。書店があるとなお良いと思う。

(132文字)

冒頭にキャッチコピーもつけてみました。楽しくない病院の付き添いが、タリーズコーヒーのおかげで、ちょっと楽しい時間に早変わりしたので、嬉しかったです。( *´艸`)

齋藤孝さんが言うには、相手の心に刺さる説明にするには、自分の感情が生き生きと動いていないとダメだそうです。

時間を意識するだけで、要約文がとても洗練されていく、ということを実感しました。そして、ただ単に要約するのではなく、自分の個性をそこにのせることが、読み手にとって面白い文章になるために大切かな、と思いました。

頭のよさとは「説明力」だ (詩想社新書)

こちらは、相手に動いてもらうために必要な、ロジカルな「1分で話す」プレゼンの組み立て方が書かれています。

 

コメント

  1. kumowasukidesuka より:

    マリィさんの説明だけでも興味深い内容でした
    私達の様にブログをする人にも参考になりますね
    私は最近ブログ記事の文章から句読点を取り去りました
    長く音楽活動を続けていて作詞作曲もするので
    句読点を取り去ることで
    行や言葉同士が自由に関連しあえるような感覚になれる
    この感じマリィさんは分かって下さるような気がします

  2. Marietan より:

    雲は好きですか?さま
    こんにちは。
    コメントありがとうございます。
    ブログを改めて拝見させていただきました。
    そうですよね。
    確かに歌詞の場合、句読点がない方が
    芸術作品という雰囲気が増しますね。
    文章と言うより、アートですね。
    素敵だと思います。

  3. kuriyamakahorin より:

    こんにちは☆
    ブログを読んだだけで、本を読んだ気になりました!とっても分かりやすいです!!

  4. Marietan より:

    かほりママさま
    こんにちは。
    コメントありがとうございます。
    褒めてくださりありがとうございます。
    何かお役に立てれば幸いです。
    これからもよろしくお願いします。

  5. shounen712 より:

    はじめまして!
    読者になって頂きありがとうございます!
    とても読みやすい内容で、とても参考になりました。
    今後とも宜しくお願い致します!

  6. Marietan より:

    shounenさま
    こんにちは。
    コメントありがとうございます。
    褒めてくださってありがとうございます。
    こちらこそ、よろしくお願いいたします。

  7. m421miyako より:

    説明力、わかる~!います。何言ってんだか分んない人。一つずつこっちが質問して答えて、説明が終了なんて人。

  8. Marietan より:

    421miyakoさま
    こんにちは。
    コメントありがとうございます。
    指摘がスルドイですね。
    簡潔に要約して説明するってのは、やっぱり場数こなすことが必要でしょうね。

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